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Vol.86 「貴社で『AI喜劇』は起きていないか?」

最近、笑えない「AI喜劇」が起こっている。
ある企業でのリーダー研修会で設問を出すと、生成AIに聞いて、答えを出しているグループがあった。
臥龍、「リーダー研修中に、スマホやPCで生成AIに聞くのは禁止。あなた方は、答えがない設問に答えを出す役割だ。答えがある設問はAIがやってくれる」。
続けて、「週明け月曜日、A君があなたのところに来て、『会社、辞めます』と言った。あなたは、答えをAIに求めるのか?リーダーの真骨頂は、ライブステージでのパフォーマンスだ」とも伝えた。
同様のことが、コンサルタント対象の研修会でもあった。
あなたが訪問すると、経営者が来て、「こういう新規事業を検討しています。先生、やった方がいいと思いますか?」、「後継者、長男か次男、どちらにするか迷っています。二人のことは先生もご存知ですから、アドバイスをいただけますか?」などと聞いてくる。
こういう設問の答えを生成AIに聞くコンサルタントがいる。
アドバイスは同様だ。
臥龍、「2~3年もたたない内に、経営者が自前のAIエージェントを持つ。正しい答えを言うだけならAIが勝る。コンサルタントは失業だ」。
続けて、「しかしAIに言われて、経営者が重要な決断をするだろうか?既に本やセミナーで正しいことは学んできた。でも赤字や倒産が多い。要るのは、『何を言うかではなく、誰が言うか』だ。皆さんは、経営者の背中を押せる人間力を養え!」と伝えた。
貴社で「AI喜劇」は起きていないか?

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