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ヒトピカ通信

Vol.3 「我が成す事は 我のみぞ知る」

正しいことをやろうとしても、人から誤解され、苦しんでいる人に伝えたい言葉がある。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞ こうこくのこころざしをしらんや)」
「燕雀」はツバメとスズメ、つまり小物には、「鴻鵠」はコウノトリと白鳥、つまり人物の心が分からない、という意味。
由来は司馬遷の「史記」、陳勝・呉広の乱を起こした陳勝のエピソードが元。
のちに王位に就くことになる陳勝ですが、若い頃は農夫。
ある日、仲間に対して「身分が高くなってもお互いのことを忘れないでいよう」と伝えたところ、仲間からは「身分が高くなることはありえない」と笑われ、その際に陳勝が「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」とつぶやいたことが言葉の由来。
「あなたは最初は誤解されます。何故なら、あなたの志が高いから。コウノトリと白鳥が見ている景色は、視座の低いツバメとスズメには見えないから。但し、10年貫けば、必ず同志が集ってくる。その日まで顔晴れ!」(臥龍)
臥龍は、若い頃、よく「怪しいコンサルタント」と言われたものだ。
自分の子どもでもないのに、世界の子どもを1万人学校に行ってもらおう。
自分の子どもでもないのに、日本の子ども100万人に「志」を立ててもらおう。
職場の「感動のエピソード」の見える化「感動物語コンテスト」で日本を元気にしたい。
日本と台湾の中に、大家族の絆を通したい。
上記の全てを無報酬、奉仕で。
「ただでそのようなことをやる人はいない。絶対、腹に一物もつ怪しいコンサルタント」と言う相手は、「自分自身が損得でしか動かない小物」と分かったので、それからは無視した。
そして一貫して、家内は理解してくれた。
「人は、一人でも自分のことを信じていてくれる人がいると踏ん張れる」ことを知った。
それでも、「志授業」を始めたときは、「子どもを使って金儲けするのか」という心ない非難を受け、ムカッとしたものだ。
それを救ってくれた龍馬の明言カードを、今でも常に手帳に挟んでいる。
「世の人は 我を何とも言わば言え 我が成す事は 我のみぞ知る」(坂本龍馬)
龍馬に対して、「何々国の手先だった」という輩がいるが、自分が安全な場所にいて、命がけで生きた志士を非難する卑怯者だ、と臥龍は見ている。
「あなたは国や世界や未来のため、今、何を命がけでやっているのか?」と問いたい。
「敬護」を日本のスタンダードにしたいという小池修さんの「志高く」に共感する同志が増えていることは、とても喜ばしい。
正義・大義に立ちながらもあがいている人物に、陳勝と龍馬の言葉がエールになることを祈念している。

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