Vol.10 「地方活性化の真因対策」
「真の原因を掴み、対処しないと、問題は繰り返す。だから『真因対策』は重要だ」(臥龍)
臥龍は、日本で一番少子高齢化の荒波を受けている秋田県が、逆に希望の星になれば、地方に勇気を与えると思い、注力している。
秋田の子ども達の学力は高い。
その子ども達が秋田で就職し、秋田で留まって欲しいは、人情としては分かるが、無理がある。
優秀な秋田の学生が、東京に出て勝負したいと思うのは自然の摂理、止められない。
「秋田に留まらなくていいから、都会で勝負しても勝てるマインド(あり方)を身に付けて欲しい」と、そのためにギブ&ギブする成長支援型インターンシップが大事。
大都会に出た人たちだが、子どもが生まれ、子育てを考えると、大都会のコンクリートジャングルでいいのかと思う人も多い。
その時、秋田に帰っても、就職し甲斐のある企業群があることが肝要だ。
だから、子ども達は、堂々と送り出せばいい。
「都会で修業し、いいスキルを持ち帰ってください。そのスキルが活かせる場を、自分たちが用意しておくからな!」と、言えることが大事だ。
サッカーでもバレーボールでも、海外で活躍する選手が増えたから、国内のレベルが上がった。
これと同様だ。
都会に出た秋田人が、秋田に帰っても、就職し甲斐のある企業と成っているために、自分達こそが、日本全国や海外に打って出ようと思うこと。
これこそが、秋田活性化の「真因対策」ではないかと思っている。