Vol.104 「もしも、青森の方が滋賀に移住すると?」
最近、平均寿命の短い県の人が、平均寿命の長い県に引っ越してそこの環境に溶け込んで暮らせば、長生きできる可能性が高まる、と聞いた。
県別データ⇒ https://eleminist.com/article/2588
上記の中にあるピックアップ項目。
男女ともに平均寿命のランキングが上位の滋賀県の特徴、失業者が少ないこと、労働時間が短いこと、単身高齢者が少ないこと、喫煙者が少ないこと、多量飲酒(飲酒日に1日2合以上の飲酒量)をする人が少ないこと、ボランティアをする人が多いことなどが考えられるという。
ランキング下位の都道府県には、青森県、福島県、岩手県、秋田県など東北地方が目立ち、なかでも青森県は、男女ともに全国最下位。
その要因として考えられるのが、塩分摂取量の多さや高い禁煙率、飲酒量の多さなどの生活習慣ということだ。
ということは、(実際には難しいが)青森県の方が滋賀県に移住すると、寿命が延びるということになる。
身体を移すことは出来なくても、習慣を取り入れることは可能だ。
「10000人を60年間追跡調査してわかった健康な人の小さな習慣」(大平哲也・著)では、以下を結論付けている。
日本人の健康の最適解
1 タバコは一切吸わない
2 お酒は1日2合未満
3 塩分を減らしカルシウムを増やした和食をとる
4 座位時間を減らして適度な有酸素運動をする
5 肥満を解消する
健康寿命を縮める最大の理由は「高血圧」
健康の仕組みづくりの3つの柱
1 食事習慣を変える
2 自然と運動できる強制力をつける
3 ストレスを減らすように人と関わる
「健康の仕組みづくりの3つの柱」を、「意思力」ではなく「仕組み力」で行うことが肝要だ。