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Vol.38 「船長が脳で汗をかかないと、現場が無用な汗をかく」

先日、講座を受講いただいた企業、多角化の準備中だった。
臥龍、申し訳ないが、「事業の7割は失敗し、資金流出が続く」と申し上げた。
最初、皆さま全員が怪訝な顔をされていたが、その理由を説明すると、「愕然としましたが、目覚めました!受講料の数十倍のメリットを今感じています!」との反応をいただいた。
「事業活動とは、顧客の創造である」とは、ドラッカー博士の言葉だが、逆に言えば、「顧客の創造なき企業は破滅」といえる。
臥龍は、「自分たちが利用したいと思う事業は失敗する。世間様(多数の潜在顧客)が利用したいと願う事業でないと失敗する」と申し上げた。
前者はプロダクトアウト型、後者はマーケットアウト型。
自分たちが利用したいと思う事業が、世間様(多数の潜在顧客)のニーズと一致していればいいが、このグループの場合、7割方がミスマッチだった。
「苦労する身は厭わねど、苦労し甲斐のあるように」(高杉晋作)
業態開発(ビジネスモデル)の仕事は、トップ業務。
トップ(船長)が脳で汗をかかないと、現場が無用な汗をかき、苦労のし甲斐がない。
従業員には、お魚さんが沢山いるところに、業態の釣り竿を垂れさせることだ。
お魚さんが沢山いるところに、業態の網を投じさせることだ。
更に、「事業を始めてから顧客を創るのではない。顧客を創ってから事業を始める」こともお伝えした。
これも「目からウロコ」だったようだ。
トップの思考が「成功する思考」であることは大事だ。

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