Vol.41 「やばい。言っちゃったよ!」
明日から台湾の臥龍ファミリーが35名、日本に研修に来る。
隔年交代のホスト制で今年で27回目、よく続いたようだが、きっかけはちょっとしたスイッチ。
33年前に東京の同業者を訪ねたときに、「最近、台湾から王(ワン)さんという青年が熱心に勉強に来ててね」と聞いた。
その場で、「自分、何月何日に台湾に行く手配するから、その王さんに空港で会おうと連絡しておいていただけますか?」とお願いした。
台湾に飛んで空港で会ったら、25歳と若い。
「王さんの志は何?」と聞くと、「日台の架け橋になりたい」と言うので、「臥龍と一緒だ。一緒に架け橋を創ろう」と提案し、台湾の青年経済団体の長にアポイントを取ってもらった。
その中に徐(シュウ)さんがいた。
「徐さんの尊敬する人は?」と聞くと、「松下幸之助」と言うので、「では、三人で日台の経営者が一緒に松下幸之助を学ぶ会を創ろう」と提案した。
ではやろうということになったが、せっかくなら生涯の付き合いにしようということで、三人で「義兄弟の契り」を交わした。
その経緯⇒ https://apra.jp/what-apra/
ちなみに義兄弟とは、一人では背負いきれない「大義」を分かち合ったソウルメイトのことだ。
起点は、臥龍が台湾に行くというスイッチを押したこと。
押したら行かざるを得ない。
頭でいくら考えていてもスイッチは入らない。
「やばい。言っちゃったよ!」で、大体のスイッチは入るものだ。
「やばい。言っちゃったよ!」という若手が多数輩出されるには、社長やリーダーがその見本を見せることだ。