Vol.52 「部下の正解にこだわってはならない」
上司は、部下の正解にこだわってはならない。
特に新入社員に対しては、大事なポイントだ。
学校時代のテストは、解答欄が埋まり、正解なら丸、不正解ならバツ。
しかし社会人になると、意思決定・意思表示をすれば丸、正解なら二重丸、不正解でも丸だ。
意思決定・意思表示をするから間違いが分かり、次の機会には二重丸になる。
ここをミスると、部下は間違うことを恐れ、意思決定・意思表示を避けるようになる。
「意思決定・意思表示なき職場に議論なし、議論なきところに前進なし」(臥龍)
「間違っているかどうかではなく、堂々と自分の意見を述べることだ」と言い、自らがその見本を見せる上司は、かっこいい。
こだわるのは、意思決定の場面で逃げない、先送りしないことだ。