Vol.56 「微力を全開放!」
「問題」と「課題」は違う。
人は「無力」ではなく「微力」はある。
大きな問題の前に、無力感で立ち尽くすことが真の問題。
太平洋戦争の終戦後、多くの国民が焼け野原の前で立ち尽くした。
その中で、1946年(昭和21年)5月、従業員数約20名の「東京通信工業」がスタートする。
会社設立の目的を「日本再建」。
再建のためには、外貨が稼げる輸出商品が要る。
1955年に、日本初のトランジスタラジオを開発、世界に打って出るために、社名を変えた。
「ソニー(SONY)」
トランジスタラジオを持って、欧米に売りに出かけたのは、全員20代、経験なし、資金なし、信用なし、人脈なし。
しかし、「使命感と智恵」という微力はあった。
微力を全開放した結果、ソニーブランドは、2年で欧米に浸透し、日本企業として初めてニューヨーク五番街に、ショールームを開設した。
今の日本にも問題は多い。
しかし、一人ひとりに微力はある。